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今月1日スタートしたプロ野球春季キャンプも、もう終盤。県内各地で今年は9球団がキャンプを張り、3月29日の今シーズン開幕に備えています。

この時期は、沖縄には野球だけじゃなく、女子サッカーなど、沢山の選手やチームが来ています。サッカーJリーグ、そして今年は韓国のプロ野球6球団が沖縄でキャンプ中です。話題は多いのですが、きょうの巨人阪神戦の練習試合も合わせ。今年のプロ野球キャンプ。ここまでを振り返ります。

沖縄キャンプ2年目にして、すっかり顔になっているのは横浜DeNAベイスターズの中畑清監督。石原裕次郎ばりのポーズを決め、沖縄キャンプ9球団の中でもナンバーワンのサービス精神。

中畑監督「チームは今年、最下位脱出を目指します」

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プロ野球キャンプではシーズン中とはとは違い、選手との距離感が近く、ファンとの触れ合いも魅力。さらに、キャンプ地でもあの手この手でキャンプを盛り上げています。阪神宜野座キャンプではルーキー藤浪選手にあやかって‘藤浪’サイズの牛丼も。

ちなみに県出身の現役プロ野球選手は12球団で20人。そのうち、ソフトバンクの4人などを除く15人が沖縄キャンプに参加。

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棚原「先週水曜日にキャンプインした巨人那覇キャンプ。きょうは平日にも関わらず、大勢の伝統の巨人阪神戦を観ようと大勢の人でセルラースタジアムが埋まりました」

ファン「浦添です。(仕事は?)もちろん休みをとって」「練習試合を見に。巨人の応援に」」

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練習試合のため、きょうの夢の一戦は何と無料!ただ!県出身宮国椋丞投手が登板はなかったものの、セルラースタジアムはぎっしり満員となりました。

試合は2回、1点リードの巨人を追いかける阪神がノーアウトでランナーを置いて、7番・野原の粘りのタイムリー2ベースなどでこの回、3点を返し逆転します。試合は、阪神が4対2で勝利しています。

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巨人那覇キャンプのセルラースタジアム周辺には、今年もグッズ販売のコーナーや大型スクリーンなども設置され、ファンがキャンプ地に来て、楽しめるように工夫を凝らしています。

9球団が集結した沖縄キャンプ。気になるのはその地元への経済的な効果ですが、毎年、りゅうぎん総合研究所が発表するプロ野球沖縄キャンプの経済効果を見てみると、去年の経済効果は78億円7300万円。巨人1年目のキャンプだった、おととし2011年の86億4800万円に次ぐ、過去2番目の数字でした。

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では、今年は、どうなるのか?2013年の沖縄キャンプは、阪神の藤浪投手や日ハムの大谷投手など、大物ルーキーがキャンプ前半の話題を集めました。

さらに、最も経済効果の高い今年3年目の巨人那覇キャンプの日程が去年より4日ほど長くなったことは数字を押し上げるプラス要因として挙げられています。一方で今年は、広島がキャンプ地の沖縄市野球場工事のために参加していないことや、来月から始まるWBCのため、キャンプ中盤からは宮崎県での日本代表の動向に注目が高まっていることがマイナス要因と指摘されています。

しかし、りゅうぎん総合研究所では、沖縄キャンプの経済効果は去年並みと予想しています。

そして、経済効果だけでなく、定着するプロ野球沖縄キャンプは各球団のチーム力アップはもちろんのこと、選手の練習に取り組む姿や地域との交流などを通し、子どもたちへの影響も大きな効果を挙げているとみられてます。