※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

オスプレイの低周波による人体への影響などを把握しようと、12日名護市の教育委員会が研究者を招いた勉強会を開きました。

この勉強会は、キャンプハンセンとキャンプシュワブを抱える名護市の教育委員会が開いたもので、頭痛や不眠などを引き起こすと懸念されているオスプレイの低周波について、市内の小中学校の校長らを対象に実施されました。

講演した琉球大学の渡嘉敷健准教授が辺野古や金武町の学校施設など、県内4か所でオスプレイの騒音を調査したところ、全ての場所で、一般的な人間の聴力で感知できないと言われる20ヘルツ以下の超低周波音と感知できる100ヘルツ以下の低周波音が測定されたということです。

そして渡嘉敷准教授は「自然災害時に発せられる低周波音は、動物にとって生命の危機を感じさる音」だと指摘しました。

また名護市内のアメリカ軍基地の周辺にも、学校施設が点在していることについて、「2010年の普天間爆音訴訟の高裁判決で低周波音と心身の被害の因果関係が認められた以上、名護市の学校現場でも危機感をもって対応すべき」話していました。