※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

アメリカ海兵隊は、普天間基地のオスプレイ3機が、今週、フィリピンで低空飛行訓練などを行ったことを明らかにしました。

海兵隊によりますと、オスプレイ3機は、フィリピン空軍との合同訓練のため、22日からフィリピンのパラワン州に派遣されました。3機は、これまで日本国内では行われていない低空飛行訓練を実施したということです。

今回の訓練について海兵隊の士官は、「パイロットや乗員の技量維持に必要な訓練で、低空飛行訓練には最適な場所だ」とコメントしています。

また、フィリピン空軍の兵士もオスプレイへの貨物搭載訓練などを行うということです。オスプレイは沖縄配備後、これまでに韓国とグアムに派遣されましたが、フィリピンで訓練を行うのは今回が初めてです。

オスプレイは10月に配備されてから、立て続けに、韓国、グアム、フィリピンと、海外に派遣されています。これまでのCH46に比べて航続距離が飛躍的に伸びたことで、こうした訓練が可能になったということをアピールする狙いがあるものとみられています。

2013年夏にはさらに12機が配備され、2014年以降、空軍のオスプレイ配備も取り沙汰されています。こうした事実を積み重ねて、将来的には沖縄をアジア太平洋地域のオスプレイ拠点基地にしようという思惑があるのかもしれません。