※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

県外移設を求める県の要望に対しては具体的な回答は避けました。就任後初めて沖縄を訪れている小野寺防衛大臣は、16日上原、与世田両副知事と会談し、普天間基地の移設問題などについて意見交換をしました。

与世田副知事は「地元の理解を得られない移設案を実現することは、事実上不可能であると」「石破幹事長は将来的には県外移設を最終ゴールにすると述べた」「最終ゴール(県外移設)の実現に向けて速やかにスケジュールを作り、危険性の一日も早い除去を実現していただきたいと思います」と話しました。

病気療養中の仲井真知事に代わって対応した与世田副知事は小野寺防衛大臣にこう述べ、改めて普天間基地の県外移設を求めました。

またオスプレイの飛行実態について県が市町村と連携し目視調査をしたところ日米の合意事項に反する住宅密集地上空での飛行や夜間飛行などが318件にも上ったことを指摘し、日本政府が責任を持って検証するよう求めました。

これに対して小野寺防衛大臣は、次のように話し踏み込んだ回答はありませんでした。「今回、総理からの指示は、しっかり沖縄の声を聞いて来いということでした。関係閣僚と、帰国された総理につないで判断も含めて協議したい」

与世田副知事は「石破幹事長も選挙戦の中における、最終ゴールは県外でなければならにということを設定した上で『暫定的に』と色々な形で沖縄に考えていただく必要があるといっていましたけれども」「私の考えで言うと、新しい基地を造って、それが『暫定的』とは言えないんじゃないですかと」と話しました。