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美ら海水族館が世界で初めて成功させた複数のジンベエザメの飼育。今度は繁殖に向けたプロジェクトが動き始めました。

全長8.5メートル、体重5.5トンと飼育下では世界最大であるジンベエザメのオス「ジンタ」は、17年の飼育期間を経て繁殖可能な状態まで成熟したことが確認されました。そこで世界で初めての「飼育下での繁殖」に取り組んでいます。

水槽内のジンベエザメは10月にオスのジンタ1匹とメスの2匹になりました。魚類課黒潮系の仲里美之係長は「これからが本番ということで、ぜひ成功させたいと思います」と話します。

ジンベエザメの繁殖に関する見識は判明していないことが多いため、美ら海水族館では科学的調査を行い、繁殖の謎の解明に力を入れていきたいとしています。