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普天間基地の辺野古移設に向けた環境影響評価書について、評価書補正に関わる「有識者研究会」が11日、防衛大臣に最終報告をしました。

有識者研究会は、知事意見が出された辺野古移設の評価書について、専門的な観点から補正にかかわる助言をするため、大学教授ら9人で構成されています。

最終報告書では事業を進めながらモニタリングをすることとなっていて、たとえばウミガメ類、サンゴ類、ジュゴンなどについては環境影響の回避・低減の措置を講じ、効果が発揮されない場合には、事後調査を行い、必要な措置を講じるとなっています。

有識者研究会の中村座長は、研究会はあくまで防衛大臣への助言機関であるとして、事業や環境影響評価の補正手続き自体が適しているかを判断するのではないと話しています。

有識者研究会が最終報告をしたことで、沖縄防衛局は2012年内にも評価書の補正作業をまとめ、その後、仲井真知事に埋め立て申請をすると見られます。