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「暴力ではなく対話による平和」を広めようとチベット仏教の最高指導者・ダライ・ラマ14世が沖縄を訪れています。

「兄弟、姉妹のみなさん、もう一度沖縄に戻れて本当に光栄です」

3年ぶりに沖縄を訪れている、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世。11日は、那覇市内で特別講演を行ったり、糸満市では、3年前に植樹した「ブッダゆかりの聖なる菩提樹」の前で、祈りを捧げるなど、県内各地で非暴力による平和を訴えました。

また、12日朝開かれた記者会見では、沖縄が抱えるアメリカ軍基地の問題について、「詳細は分からないし、政治的なことは言えない」としながらも次のように話しました。

「依然として世界は自由主義世界と、全体主義世界に分断されている」「アメリカは自由主義世界のリーダーだ」「しかし地域レベルで見れば、当然、外国の軍隊の駐在は間違っている」「地域と世界、ふたつレベルで考えなければならない」と話しました。

また、尖閣諸島の問題については「日本も中国もお互いが必要。話し合いによる解決をするべきだ」と訴えました。

「本当の平和はこころから生まれるもの。優しさ、相手への尊敬の気持ちで、決して暴力を振るわないこと。それが平和だ」と訴えました。