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先週から沖縄本島地方にも強い風や雨など、長く影響を与えている台風21号。今月7日に発生してから、きょうでちょうど10日。どうして、こんなに長く居座り、迷走を続けるのでしょう?

そうですよね。もう台風ばっかりで嫌になってしまいますが、実はきょう、沖縄気象台で台風21号の説明会が開かれ、僕がうかがってきました。

まずは、こちらをご覧ください。現在、台風21号は南大東島の南南西、この付近にいるとみられ、今後は西よりに移動し、17日には北へ大きくカーブを切り、その後は本島と大東島を横切るコースで本州付近に向かうものとみられています。

発生から長く居座り、迷走している台風21号。その理由と、気になる今後の影響をお伝えします。

7日に発生した台風21号、離島を結ぶ海の便などにもすでに影響が出始め、明日からは空の便にも影響が出る可能性もあります。

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ここまで停滞を続けたわけ、それは高気圧。本州に張り出す高気圧が、台風の進路を阻むかっこうだったのです

しかし、今後はその高気圧が緩むため、台風21号は勢力を維持したまま速度をやや早め、沖縄本島に近づきあさって以降は暴風となる恐れもあり、警戒が必要です

高気圧が緩んでいるため、台風はやっと動き出しました。これ以上停滞する恐れはないということですが、大陸から張り出す高気圧との関係で、台風の暴風域の外側の広い範囲でも25メートル以上の強い風が吹く恐れがあり、風、雨などにも注意してください。