2012年9月20日 18時35分

尖閣問題 上海の県出身者に聞く

石垣市の尖閣諸島周辺では20日も緊張が続いています。こうした状況の中、中国に住む沖縄出身者はどのような状況なのか。那覇市出身で、上海で貿易会社を経営する当山丞さんに話を聞きました。

当山丞さんは「上海に関しては、行進したり満州事変と同じ月日にあたるということもありまして、皆さんでデモされたりしてたというのは現状なんですけど、物を壊したりいきなり危害を加えたりというのは全くないです。逆に周りの仲のいい中国人の友人から大丈夫か?とか、そういう中国人も中にはいるということを私としては一番お伝えしたいと思います」と話します。

今のところ、幸いビジネスにも影響はないと話す当山さん。尖閣諸島のある沖縄出身だということで、地元の人から「中国人としてはなぜ東京が絡んでいるんだという方もけっこういる。やっぱり中国だと各省に分かれているので、省のことは省が意思決定する権利をもっているので、そういう意味では沖縄の島のことは沖縄の人が決めるべきじゃないかという話を言ってくれる方もいますね」と話しています。

一方、当山さんは、今回の問題について、沖縄出身者ならではの思いも口にします。「やはり歴史を沖縄の人間が琉球の歴史を含めて、昔の歴史をひも解いて、今の日本と中国の関係を解決できる糸口、ヒントがある部分があるんじゃないかと思う」と話します。

尖閣諸島の領有権の問題は国と国との外交で解決するのが基本です。しかし、当山さんの言うように、国民同士はもっとわかりあえるはずです。民間レベルで顔の見え、心が通う交流など、尖閣の問題を考えるとき、沖縄に住む私たちの視点から提案できることはないのでしょうか。

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