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台風16号は9月16日、沖縄本島周辺から離れつつありますが、県内各地でがけ崩れや床上浸水などの被害が出ています。

沖縄気象台によりますと、9月15日から沖縄本島を暴風域に巻き込んだ台風16号は、9月16日午後4時には沖縄本島から抜けました。

この台風でベニア板が顔に当たるなど4人がけがをしています。各地で床上・床下浸水の報告が入っているほか、本部町は9月16日午前7時、渡久地地区などの住民に一時、避難勧告を出しましたが、9月16日午前11時に解除しました。

県内全域では現在も230人あまりが自主避難しています。停電はピーク時に6万2800戸に達し、現在も北部を中心におよそ2万6000戸が停電しています。

また交通機関にも大きな影響が出ています。空の便では、那覇空港と本土を結ぶ便を中心に国内・国際線合わせて269便の欠航が決まっています。9月16日午後からは臨時便を含め、中部や関西、福岡などへの運航を再開しました。

観光客の女性は「きょう明日までは休みなんですけど、明後日から仕事なので、ちょっと今日中か明日中には帰れたらなと思っているんですけど」と話し、別の女性は「ホテルの上の、お風呂があるんですよ。そこに入ったらもう、(風で)揺れるぐらいだったのだから入ってすぐに上がりましたよぉ。怖くて」と話していました。

一方、本島内を走る路線バスは9月16日は終日運休していますが、ゆいレールは9月16日午後3時から運転を再開し、県庁前駅では多く人が利用し、通常の落ち着きを取り戻しつつあります。