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アメリカ軍の環境レビューでオスプレイが使用することがわかった東村高江のヘリパッド建設問題で、住民や国会議員らが7日、東村の伊集盛久村長に対し、工事を中止させるよう要請しました。要請したのは高江の住民の会と社民、社大、共産の国会議員や県議会議員らおよそ40人です。

住民らは「ヘリパッド建設反対の公約を掲げて当選した伊集村長が、その後、建設容認へと姿勢を転換。しかしオスプレイ配備には反対している」と指摘。この矛盾を解消し建設工事をやめさせるよう強く求めました。

住民の会の伊佐真次さんが「オスプレイ配備の危険性うんぬん言いますけど、反対するんだったら今やっている工事をすぐやめさせて下さい。これはオスプレイが使うんです」と要請したのに対し、伊集盛久村長は「オスプレイのみを対象にした建設であるとは認識しておりません。これまでの考えを変えようとは思っていません」と答えました。

そして伊集村長は、北部訓練場の一部が返還されれば、世界自然遺産登録につながるとして、ヘリパッド建設容認とオスプレイ配備反対は別問題だとする認識を示し、議論は平行線をたどりました。

住民らは今後も話し合いの場を設けて、建設撤回を訴えていくことにしています。