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宜野湾市立野球場では高い打撃力を誇る第3シード浦添工業が登場しました。第3シード「打」の浦添工業の相手は春、沖縄尚学を苦しめた南部工業。エース与那嶺を柱に春は沖縄尚学を相手に1対2延長まで持ち込む戦いを見せました。

対する浦添工業は1回ランナー2塁1塁の場面で高校通算44ホーマー、ドラフト注目のスラッガー手登根祥が打席に入ります。

手登根選手「(相手ピッチャーは)変化球でくずしてくると思ったので、変化球を打ってやっつけてやろうかなって」

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夏の第1打席は初球打ちのタイムリー早速その力を見せつけます。さらに6番平良のタイムリーなどで3回までに4点を奪った浦添工業

しかし南部工業もねばります。3回裏、キャプテン徳元の2ベースヒットや4番安里のタイムリーで2点を返すと6回には9番平田の執念の内野安打で1アウト3塁1塁とします。浦添工業、このピンチをどう切り抜けるのか?

久手堅選手「自分で作ったピンチだったのでチームのためここは自分の力で抑えたいという気持ちで」ここはエース久手堅が踏ん張りました。ピンチを脱した浦添工業、難敵を倒し初戦突破です。

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部員10人で挑んだ辺土名は2回(2回ダブルプレー)キャプテンのショート平良俊の好守備で首里の攻撃を何とか封じます。

しかし4回裏、首里打線が爆発この回だけで14安打の猛攻を見せます。辺土名は、エースの座を争い続けた首里の狩野と嘉手川の継投に最後まで得点することができず部員10人で挑んだ夏が終わりました。

夏の高校野球はきのうが大会5日目。1回戦の残り6試合が行われました。北谷公園野球場の第2試合、本部対名護試合は2対1と本部の1点リードで迎えた5回、2アウトまで追い込まれた名護が、ここから反撃します。

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40年前の復帰の年、夏の甲子園に出場した先輩に続けと大きな目標を立てる名護は、2番渡具知がヒットで出塁すると、3番嘉数がライト前への同点タイムリー。試合を振り出しに戻します。なおも、連続ヒットでランナー一塁二塁!、続く5番、宮城の打球は、内野にフラフラあがると、風も見方します。逆転に成功した名護、40年目の夏、夢に向けて初戦突破です!

第3試合前原対那覇は、1点を争うゲームになりました。前原のエースは屋宜駿杜!MAX140キロプロ注目、大会屈指の右腕は要所を占めるピッチングで4回まで那覇に許したヒットはわずかに3本の好投。エースを援護したい打線は、4回ウラ、相手のエラーと、送りバントで、ランナーを二塁に進めるとバッターは1番宮城雄飛!前原、貴重な1点を奪います

その後那覇も5回に2アウト満塁のチャンスをつかみ、スクイズをしかけましたが、ボールは屋宜の正面。両チームその後も得点のチャンスを作るものの決して1点をやらない堅い守備を見せます。

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緊迫したゲームは終盤へと流れ込みますが、前原の屋宜も尻上がりに調子を上げ、最終回は2者連続三振で追い込むと、最後はサードフライにしとめゲームセット。接戦を制した前原2回戦で浦添工業と対戦します!