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2012年2月、金武町で車両11台がアメリカ兵に壊された事件でアメリカ軍が被害者に対し損害賠償を請求しないよう示談書にサインさせていたことがわかりました。

金武町の琉球リハビリテーション学院の儀間智理事長らは8日、沖縄防衛局を訪れ抗議文を読み上げました。

事件は2012年2月、学生寮などに停めていた車両11台のガラスが割られたものでキャンプハンセン所属の上等兵が器物損壊の疑いで書類送検されています。

学院側は、アメリカ軍の法務担当者が被害にあった学生らを近くの交番などに呼び出し「金銭を渡す代わりにこれ以上損害賠償を請求しないよう」示談書にサインをさせていた事実を明らかにし、「圧力」だと抗議しました。

琉球リハビリテーション学院の藤原茂学院長は「お金で事を済ませるとか権威や権力で言いたいことを押さえつけられるのはおかしい」と話しています。

学院側では県警や外務省沖縄事務所などにも抗議する予定です。