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めざせ甲子園、7校目のきょうは北部農林高校。野球部は夏に向けて変化し続けています。

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沖縄のブランド豚・アグーの飼育や熱帯フルーツ・マンゴーなどの栽培を行っている熱帯農業科をはじめ、特色ある授業が行われている北部農林高校。

野球部はオーシャンビューのグランドで練習。部員は26人。人数は決して多くはないが侮ることなかれ!春の大会では強豪・中部商業を延長サヨナラで制した力をもっているのだ。

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仲地翔主将「日頃から仲良くて、コミュニケーションはとれているので、それがうまく試合に結びついたんじゃないかと思います」

持ち前のチーム力で強豪を倒したチームに、この4月、新たな力が加わった。奥濱正監督。宜野座高校野球部を甲子園へと導いた名将が北農野球部の監督となったのだ。

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奥濱正監督「彼らと最初会ったときに、いろんな部分で教えることがたくさんあったんですね。それは何かと言うと、練習においての部分と時間のけじめとかそういった部分などにおいて、いろんなことを話ししてきました」

奥濱監督が就任してわずか2ヵ月。チームにはすでに大きな変化が起こっている。

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まず変わったのは練習環境。雑草が生え放題だったグランドをメンバー全員で草むしり。練習道具も十分でなかった状況から、奥濱監督の前任校、宜野座、名護から道具を譲り受け、ボールの量は以前の3倍近くに。ネットが増えたことで数か所でのバッティング練習もできるようになった。また、全身を使ってスイングする練習として、およそ2メートルの竹で素振りをするのも奥濱監督のアイディアだ。そしてチームの雰囲気も変わった。

渡慶次江梨奈マネージャー「先輩が試合を見に来てて、お前たち前と全然雰囲気違うな、楽しそうだなって言われた」

津波健一郎投手「笑顔が増えて、去年なかったような声が出てたり、雰囲気も出てきました」

奥濱監督「子どもたちの意識、いろんなことを吸収しようとする姿勢がとても感じられる。私もそういった子どもたちの姿勢を見ていると、やっぱり楽しい、もっともっといろんなこと教えてあげたいなという思いはありますね」

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また『普段の姿勢が必ずグラウンドで表現されるんだ』という監督の言葉に、刺激を受けた選手もいる。

玉城和基内野手「いつも授業前は携帯をさわったり、悪いマナーだったので『お前がこういうことをしないように自分でどうするか考えれ』って(監督に)言われました」

比嘉雄哉外野手「みんなと3年間過ごした方がいいかなと思って。ちゃんと(学校に)来るようになりました」

人数が少ないからこそ生まれるチーム力。そこに奥濱監督が加わり、生活でのけじめ、そして野球を楽しむ心がチームに浸透。夏本番その日まで、変化、そして成長し続ける北部農林が夏の舞台で、躍動する!!

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仲地主将「夏の目標はまず上を見すぎず足元を見て、全員で一戦一戦、一つになって北農らしい野球を出していくことができればと思います」

津波投手「一戦一戦必死にがんばって甲子園いけるようにがんばりたいです」

『甲子園行くぞ〜!』

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