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裁判員裁判の経験者が、より公平・公正な裁判の実現を求め、裁判員制度の改善に向けた提言書を那覇地裁に提出しました。那覇地裁を訪れ提言書を提出したのは、東京で裁判員を経験した田口真義さんら2人です。

田口さんらは裁判員の経験を通して感じた課題や改善点などをまとめ、今後の制度改正に役立ててもらおうと、全国60ヵ所の裁判所に提言書を提出しています。

提言書には検察側の証拠を裁判員に対して全て開示すること、死刑についての情報公開を徹底することなど、13項目が記載されています。

田口真義さんは「この国の主権者である国民が自分達の制度として考えていく。この地域の(裁判員)経験者の方々がそれぞれ感じたこと、自分はこう思うってことを自由に言えるような風土になればいい」と話します。

裁判員制度は2012年5月に施行3年を迎え、制度の改正が行なわれる予定となっています。