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災害などの緊急情報を防災無線で放送するJアラート。4月5日の試験放送では県内7市町村で不具合がありました。

10日には2回目の試験放送がありました。Jアラートとは、災害などの緊急情報を伝える各地の防災行政無線などを政府が自動的に起動させ、住民に危険を伝えるシステムです。今回は、北朝鮮が人工衛星と称する事実上のミサイル発射に備えるため、使用される予定ですが、4月5に実施された試験放送では、県内7つの市町村で音声が流れないトラブルが発生。これを受け、県内26の市町村で、10日にJアラートを使った情報伝達の再試験放送が行なわれました。

儀間記者は「防災無線が放送されないというトラブルが起こったJアラート。今回の試験では市民へしっかり危険を伝えることができるのでしょうか」とリポートしました。

そして午後1時…。那覇市の市民防災室では職員が「Jアラート受信されました」と確認しました。

石垣市では緊急情報を正常に受信。自衛隊員が受信を確認する様子も見られました。石垣市役所のスピーカーからは「これは試験放送です」と放送が流れました。

那覇市の波の上ビーチでは「これは試験放送です」と放送が流れると、それを聞いた男性は「怖いというか、世の中が厳しくなってますね」と話していました。

那覇市では、ほとんどの防災無線で放送が流れましたが、44ヵ所のうち1ヵ所で放送されない不具合が起こりました。那覇市の市民防災室長は「電波で伝えるものですから、気象状況だったり、ビルの影で電波がよく伝わらないとか。その場所については、補修業者に連絡をして原因究明して対応してもらう」と話しました。

県によりますと、今回の試験放送では実施した26の市町村のうち4ヵ所の不具合があったということです。