※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

アメリカ連邦議会のジム・ウェッブ上院議員は3日、仲井真知事と会談し「沖縄の負担軽減には海兵隊のグアム移転が重要」との認識を示しました。

ウェッブ上院議員はアメリカの苦しい財政事情を背景に、普天間基地の辺野古移設は不可能だとして、アメリカ軍再編計画の見直しを訴えています。

3日の会談で仲井真知事は改めて、普天間基地の県外移設を要請。これに対し、ウェッブ議員は「日米が強い同盟関係を持つことがアジア情勢の安定につながる」と述べるに留めました。

またインタビューでウェッブ上院議員は「海兵隊の一部をグアムに移すことは、時間的にも費用の面でも、そして、沖縄県民の負担軽減のためにも大切だとお話しました」と会談内容について述べました。

一方、2011年にアメリカ議会で削除されたグアム移転予算の今後の見通しやこれまで主張していた普天間基地の嘉手納統合案について、具体的な言及はなかったということです。ウェッブ議員は今期限りで議員を引退すると表明しています。