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東村高江のヘリパッド建設に反対する住民1人に対し、那覇地裁が通行妨害禁止を命じた判決を不服として、27日に住民側が控訴しました。

東村高江のヘリパッド建設をめぐり、反対運動をする住民2人を国が通行妨害で訴えた裁判。14日、那覇地方裁判所は1人の住民について国側の請求を棄却、もう1人の住民については表現活動の範疇を超えているとして通行妨害を禁止しました。

これに対し住民側は「国が住民を弾圧するという他に例を見ない訴訟にもかかわらず、一審の判決は単なる通行妨害に矮小化されている」と27日に控訴しました。

田村ゆかり弁護士は「伊佐さんの行為だけが妨害をするおそれがあるかだけに集中し、非常に矮小化してこの訴訟の本質を見逃しているというのが大きな不服点」と話しています。

控訴審では住民の平和的生存権や表現の自由など、憲法上の権利を求めると同時に、国に対しヘリパッド建設断念を改めて要求する方針です。