※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

第32軍司令部壕の説明板の記述をめぐる問題で、県は23日、記述を削除したままの説明板を設置しました。

説明板は、県が2011年度の事業として、設置を進めていたもので、有識者でつくる検討委員会が作成した文案から、「慰安婦」や「住民虐殺」などの記述が削除されたとして、沖縄戦の研究者や市民団体などから批判の声が上がっていました。

文案を作成した検討委員会は記述の復活を求め、28日に、県環境生活部の下地部長と協議する予定になっていましたが、協議前の23日、県は、「慰安婦」や「住民虐殺」などの記述を削除したままの説明板を設置しました。

委員の村上有慶さんは、「二重三重に裏切られた。全く誠意のない対応だ」として、県が設置を強行したことを厳しく批判しています。