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那覇市の児童館で予定されていた青森の雪で遊ぶイベントが中止になったことについて、那覇市長は23日「他の開催地を検討中」という方針を示しました。

これは、毎年海上自衛隊第5航空群が青森県から持ち帰った雪を自治体や学校に提供しているもので、23日に那覇市の久茂地児童館でその雪で遊ぶイベントが予定されていました。しかし、保護者から「放射能の影響が心配だ」という声が寄せられ、那覇市では児童館の利用者に原発を恐れて避難している親子が多いことから、心情に配慮して中止を決定しました。

これに対して23日、翁長那覇市長は「検査の結果、何もないということでしたので、被災者の気持ちも大切ですが、風評被害で悩まれる東北の皆さんのことを考えるとぜひ開催したい」と話しました。

那覇市では安全だと認識していて、これによる風評被害があってはならないと、他の場所で同様のイベントを開催したいとの考えを示しました。

那覇市にはイベントの中止を発表後、問い合わせの電話が少なくとも27件あり、このうち開催を求める電話が26件だったということです。