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沖縄の子どもたちに強い影響を受けた、福島の子ども達による「現代版組踊り」の舞台が、東北大震災の支援に対するお礼と復興への継続支援を願い、2012年3月に県内で上演されることがわかりました。

17日、県庁で会見した福島の女子生徒は「震災から1年が経つ今も仮設住宅での生活を余儀なくされている人もたくさんいますし、原発事故による風評被害も続いています。まだ災害は続いているんだと感じている。県外に福島の元気を届けられるのが一番」と話しました。

「福島は負けない。元気発信公演イン沖縄」は3月25日にかでな文化センターで上演されます。

舞台誕生のきっかけは3年前、沖縄の中高校生だけで演じ、全国各地で公演も行う人気の舞台「肝高の阿麻和利」に影響を受けた福島の子ども達が、地元の歴史を題材にした「南会津版・肝高の阿麻和利」ともいえる舞台を作り上げました。

公演は、震災後、福島で暮らす子ども達の元気な姿を見てもらうことで、復興のお礼と今後の支援につなげたいと実現したものです。

実行委員会の下村一裕さんは「沖縄で生まれた現代版組組踊りとの出会いに感謝を込めて今回の舞台をやりたい」と話していました。

公演では、福島県から避難してきた子ども達にも出演してもらうおうと、現在、出演者を募集しているほか、沖縄市の一番街では福島の「応援物産展」も開催されるということです。