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前市長の病気療養による辞任に伴う宜野湾市長選挙が5日告示されました。立候補しているのは新人で前の県議会議員の佐喜真淳さんと、元市長の伊波洋一さんの2人です。それぞれの主張をまとめてみました。

佐喜真淳候補は「私はこの宜野湾市を愛し、しっかりと宜野湾市を変えていく、その決意がございます」と話します。若さをアピールする佐喜真さんは、選挙戦を通じて行政のスリム化と議員定数削減、公立小中学校の給食費の段階的無料化、また防衛予算の活用で街の発展を目指すと訴えています。

伊波洋一さんは「(普天間基地)返還の跡利用のあかつきには、3万人もの雇用が生まれる。新しい街に生まれ変わらせていこうではありませんか」と話します。

伊波さんは元市長としての実績を強調し、中学卒業までの医療費完全無料化や西海岸地区開発、普天間返還跡地利用計画の推進などを掲げて支持を訴えています。

一方、普天間基地の移設問題については、佐喜真さんと伊波さんとも県外移設を掲げていますが、その対応は微妙な違いが見られます。

佐喜真淳候補は「我々政治家というのは結果を残さなければなりません。普天間飛行場があったとしても、我々の生活暮らしが犠牲になっては困る」伊波洋一候補は「沖縄県民をないがしろにするような、このような日本政府に対しては、今回の市長選挙でもしっかりNOを突き付けよう」と話します。

普天間基地を抱える宜野湾市の市長選挙とあって全国の注目を集めていますが市民にとっては教育や福祉・経済など市民生活に大きく関わるだけにそれぞれの主張をよく見極め一票を投じて欲しいものです。