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普天間基地の辺野古移設に向けた環境アセスについて、国にやり直す義務があることを確認する裁判が11日に引き続き12日も那覇地裁で開かれ、証人尋問に立ったサンゴの専門家が、国のアセスは科学的ではないと批判しました。

この裁判は、国が普天間基地の辺野古移設に関して実施した環境アセスの方法書と準備書の手続きや内容に瑕疵があったとして、やり直しの義務があることを確認するものです。

1月12日、法廷に立ったサンゴの専門家の安部真理子さんは、準備書の記載は工事が環境にどのような影響を与えるかについて、比較対象となるポイントが設定されていないと指摘。集めたデータの考察もなく、準備書の科学性を疑問視しました。また、2011年12月に提出された評価書についても「サンゴの価値や回復の度合いを過少に評価している」と批判しました。

一方、国側は反対尋問を行いませんでした。