※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

県議会の土木環境委員会が12日に開かれました。国の補助金を不正に受けていた識名トンネル工事に関する集中質疑が行われ、県はあらためて謝罪しました。

この問題は識名トンネルの本体工事で、県が請け負った業者との間で別の契約を結び、5億円あまりの国の補助金を不正に受けたとされるものです。

はじめに当山真市委員長は、議会開会中に発覚していた5件の工期偽装を県議会に報告がなかったことに関し、県に対して遺憾であると述べました。

これに対して当間清勝県土木建築部長は「不適切な処理だったことを深くお詫び申し上げる」と謝罪し、一連の経緯を説明しました。

しかし委員からは「工事を所管した出先機関の南部土木事務所に責任を押し付けているのではないか」との指摘もあり、当間部長は「これは部全体の問題で、県民の信頼を回復するため、組織強化に取り組んでいる」と答えました。