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2012年度からの県立病院収支推計について、21日病院職員などの労働組合が、県に対し、一般会計繰入金や職員退職金などの算出基準を見直すべきとの意見書を提出しました。

県立病院などの職員でつくる労働組合は、県が作成した「今後10年間の収支推計」の中で、およそ51億円に設定されている一般会計繰入金が総務省の基準による積算額よりも10億5000万円あまり少ないことや職員退職金の予測額が過大に推計されているとして、算出基準の見直しを要請しました。

県は、2010年度から2年連続で黒字となっている県立病院の経常収支が、2012年度から赤字に転換するとの推計を発表していて、職員の給与削減などの方針を示しています。

繰入金をめぐっては、県議会文教厚生委員会が2012年1月、審査を行う予定です。