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地域とともに犯罪や非行のない明るい社会を築こうと、県の更生保護大会が29日に那覇市で開かれました。県更生保護大会には保護司や更生保護施設の関係者ら、およそ350人が出席しました。

大会では100年前に、監獄からの釈放者を受け入れた沖縄自営会を創設した田原法水さんのひ孫、真教寺の田原法順住職が「沖縄の更生保護の源流を訪ねて」と題して講演し、社会全体で犯罪を犯した人や非行少年を保護しようという心が大切だと話しました。

この他、刑務所の再び入所する人の7割が再犯時に無職であること、6割が帰宅する家がないことなどが報告され、那覇保護観察所の今福章二所長が地域サポーター、青年会の組織強化や夜間保育など、社会のサポート体制の整備の必要性を訴えていました。