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県立本部高校の廃校をめぐる問題で、本部町長らが11月28日、県教育長に学校の存続を訴えました。

これは県教育庁が公表した「県立高校編成整備計画」の素案で、本部高校を廃校にして今帰仁村の北山高校に統合する内容が盛り込まれ、地元で反対の声が強まっているものです。

11月28日、県教育庁を訪れた本部町の高良文雄町長は県の大城浩教育長に対し、11月25日に開かれた本部高校の存続を求める町民大会で決議された大会宣言を提出。「学校は地域の核であり、存続させるための工夫をしてほしい」と、素案の撤回を求めました。

県の大城教育長は、「地域全体が活性化できるよう、住民と意見交換をしていきたい」と述べ、2012年3月までに結論を出す方針を示しました。

高良町長は「若い方々の躍動感が失われるのが、一番地域にとっては損失ですよね。やっぱり高校までは、地域で子どもたちは育てなければいかんと、僕は思っています」と話しました。

本部町では町内5つの中学校の卒業生のうち、6割以上が町外の高校に進学するなど、生徒の流出が問題になっています。