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15日、泡瀬干潟埋め立てへの、公金支出差止めを求める裁判が始まりました。そんな中、県は、16日から、中断していた県施行分の工事を再開しました。

工事が再開されたのは、泡瀬干潟を埋め立てて人工ビーチなどを作る東部海浜開発事業で、県が工事を再開するのは、およそ2年ぶりです。

山城記者は「あちらの先端部分から、ぐーっとこちら側に、あの先のほうまでが人工のビーチになる予定で、県は今年度、この突堤の延長工事を進めるということです。」とリポートしました。

16日は、工事区域を分かりやすくするための灯浮標の設置や、これまで波が入り込まないよう、突堤の上に置かれていた被覆ブロックの一部を撤去しました。

2011年度は人工ビーチの両端に設置された突堤の延長工事を行うことになっていて、ビーチ部分の工事期間は5年間の予定です。

泡瀬干潟埋め立て公金支出差し止め訴訟の前川原告団長は「環境というのは一度壊したら、もう戻らない。これは誰でも分かってることですよね。そういうの分かっていながら、工事ありき、工事推進だけが自分たちの仕事だと言わんばかりにね。」と話します。

泡瀬干潟の埋め立てをめぐっては、15日、埋め立てへの公金支出差止めを求める裁判が始まったばかりで、原告側は裁判中の工事を止めるよう求めています。