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先月のドラフト会議では、県勢関係選手では5人が指名されるなど、プロ入り後の活躍が期待されていますが、きょうはそのうちの一人、横浜から6位指名された浦添商業高校の佐村トラヴィス幹久投手のインタビューをお送りします。

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先週土曜日、西崎球場では今年春に入学した1年生だけの大会が開かれていました。そこに、後輩の試合を見つめる一人の選手が・・・。

佐村トラヴィス幹久投手「自分達が1年生の頃を思い出して。1年生大会がきのうのように感じて」

浦添商業3年、佐村トラヴィス幹久投手。

今年10月のドラフト会議でプロ野球横浜ベイスターズから6位指名されました。身長191センチ、角度のあるストレートは最速144キロ!さらに、カーブ、フォーク、スライダーなど、多彩な変化球も彼の魅力の一つ。今年夏の県大会では、大型右腕として才能に注目が集まりましたが、県大会では3回戦で涙を呑んでいます。

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棚原記者「先日のドラフト会議で横浜から6位指名を受けました、浦添商業高校の佐村トラヴィス幹久君にお話をうかがいます。まずはおめでとう!ドラフト当日学校でどんな気持ちで待っていた?

佐村トラヴィス幹久投手「やっぱりずっとドキドキしてて、友だちからも当日もがんばれよ見たいな感じで言われてて、ずっと授業中もドキドキしていました。どうすればいいのかなって感じでした」

ドラフト指名の瞬間ー
「(自分の)名前が出た時は、何が起こったかわからなくて、皆に胴上げされて(はじめて)本当に(名前を)呼ばれたんだなという気がしました(14秒)ドラフトの実感が沸いたのは1週間後」

ドラフトから1週間、実感が沸くまでに必要だったのは佐村君の性格だったのでは?性格ってどう思う?

「明るいほうです。(上手く自分のことを表現できるほうなのか、できないのか)あんまりできないほうかもしれません」

話していても優しさが染み出るような佐村君はこれまで支えてくれた人のためにもプロ入り後は頑張りたいと話します。特に、幼い頃から二人で生活してきた母への思いは格別です。

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母・佐村洋子さんからの言葉ー
「(一番支えてくれたのは多分お母さんだったと思いますが、逆にお母さんのために頑張らなきゃという思いは?)今まで育ててくれたので、お母さんに感謝の気持ちを忘れずに、一軍でも活躍できるように頑張りたいです」

プロを目指したのはいつ頃?ー
「(トラヴィス君がプロを目指す!と言う思いはいったいいつ頃からあったのか?)中学野球を終わって、育成会があって、その育成会でピッチャーとして本格的に投げて、その時に思いました。(中学野球が軟式ボールですから、高校に行くまでの間の期間、硬式ボールに慣れさせるための場所だというふうに考えて良いんですよね。中学の時にはポジションはどこだったんですか?)ピッチャーもやっていたけど、外野のほうが多かった。(高校に入って、本格的にポジションはピッチャーについた?)はい。(ちょっと遅い感じはしますが?)遅いです。(ピッチャーへの不安はありませんでした?)野球を始めてからずっとピッチャーをやりたかったので、不安よりは楽しみのほうが大きかった」

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入学時186センチ、体重60キロだった体格も、プロへの自覚とともに増え、今は191センチ、83キロ。それでも、まだまだ身体を大きくしたいと言います。

今週土曜日が仮契約ー
「今週の土曜日、予定ではその時に仮契約が行われ、その時に背番号も発表される?)はいそうです。(欲しい番号はあります?)やっぱり『18番』が欲しいです」

理想とするプロ野球選手は?ー
「(自分が理想とするプロ野球選手はいるんですか?)ダルビッシュ有選手です」

横浜は何を評価したと思う?ー
「角度を意識しているので、角度や変化球、ストレートとかを見ていると思います」

どんな役割を担える投手になりたい?ー
「どこでもいけるような投手になりたいです。(先発であろうが抑えであろうが)はい。(理想とするプロでのピッチングは?)変化球もいっぱい持っていて、変化球を持っている中で、ストレートでバンバン押して、ストレートで三振を取れるというピッチャーになりたいです」

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佐村トラヴィス幹久投手「1月から横浜に合同練習で行くんですが、そこでどういう練習をするかわからなくて不安もあるんですが、皆が応援してくれているので、胸を張って頑張りたいです。焦らず、体作りをしっかりして、試合経験を積んで一軍で活躍できるようになりたいです。日本を代表するようなピッチャーになれるようがんばります」

今週土曜日19日に横浜と仮契約を交わし、背番号や契約金、年俸などはその時に発表される予定です。投手歴はまだ4年と浅い佐村投手ですが、横浜としてはまだまだ伸びしろがあって、将来大きく成長していく楽しみなタイプの選手だと評価しています。