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八重山地区の公民教科書の採択を巡る問題は、舞台を県議会に移して集中質疑が行われました。6日に開かれた県議会の文教厚生委員会で、八重山地区の採択地区協議会の会議録が取り上げられましたが、県教育庁はいまだに提出を受けていないと不満を示しました。

QABが入手した2011年8月の採択協議会の会議録で、公民教科書を選ぶ際に議論がまったくされていないことが明らかになりました。

6日の県議会文教厚生委員会では、共産党の西銘純恵議員がこの会議録に書かれている石垣市の玉津教育長が発言したとされる「教科書を見なくても見たと言えばいい」との内容について、県の大城浩教育長に質しました。

大城教育長は、協議会からすべての審議が終わらないと公開できないと返事を受け、会議録がいまだに提出されていないとした上で「調査の観点について、今みたいな発言があることは由々しき発言」と回答しました。

また大城教育長は、9月に開かれた八重山地区の全教育委員による協議が有効だと認識していることなど、県教育庁の現状認識を文部科学省に近く報告することを明らかにしました。