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2011年6月、宜野湾市で軍の大型トラックで当て逃げし、自動車運転過失傷害などの疑いで書類送検されていたアメリカ兵の男が地位協定上の理由で18日付けで不起訴処分になりました。

不起訴となったのはキャンプハンセン所属の21歳の上等兵です。警察によりますとこの上等兵はトラックを運転中に軽乗用車に接触しましたがそのまま逃走し、軽乗用車を運転していた30代の女性に、全治2週間のケガをさせた疑いが持たれていました。

日米地位協定では「軍人軍属による公務中の事件事故の第一次裁判権はアメリカ側にある」と定められていて那覇地方検察庁も不起訴理由を「第一次裁判権がないため」としています。