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県内2つの高校で、放射性セシウムを含む可能性のある腐葉土が使用された問題です。県が16日、現場の花壇などの放射線量検査を実施、測定結果は日常生活しているときに浴びている自然放射線量と同じ位の値で健康に影響のない数値でした。

県は15日、県内で流通していた放射性セシウムを含む可能性のある腐葉土が、那覇市の2つの高校で使用されていたと発表しました。このため、県は16日、この2つの高校で腐葉土が使用された花壇やプランターの放射線量検査を実施、このうち、那覇西高校の花壇からは、0.04から0.07マイクロシーベルトの放射線が測定されました。

この数値は、校内の腐葉土を使用していない別の花壇の0.06マイクロシーベルトと同程度で、健康への影響を心配する必要はない数値だということです。

県農林水産部の担当者は「通常の自然状態の値です。数値的にも異常はないです」と話しました。

一方、那覇工業高校の検査でも異常な数値は出なかったということです。県では、2校に残っていた未開封の袋の一部を琉球大学で検査する予定です。