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テレビの放送開始以来、58年に渡って親しまれたアナログ放送の幕が24日に下ろされました。県内各地の様子を取材しました。

24日正午、放送終了を知らせる画面に切り替わったアナログテレビ。女性は「終わってしまったんだというのと半世紀長いことご苦労様でしたという感じ」と話し、ある店スタッフも「甲子園も始まりますし、ぜひ替えなきゃいけない」と話していました。

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地デジに関する相談を受け付けるデジサポ沖縄のコールセンターでは、未対応の世帯からの電話が急増。その数、24日の午後6時までに全国で12万3700件。

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電器店ではすでにチューナーは売り切れ。デジタル対応テレビのほか、地デジ用のUHFアンテナを求める人の姿も見られました。

電気店では「慌てて買いに来た」「もうしょうがない。やらんといけんさーね。テレビがないと寂しい」と話す客もいました。

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比嘉鈴代キャスター「名護市役所に開設されていますデジサポの相談コーナーです。こちらには、アナログ放送が終了後、多くの方がチューナーを受け取りに訪れています」

市役所の無料チューナーの給付制度を利用した女性。取り付けのお手伝いをすると「もうずっとテレビが楽しみだった。ほっとした」と喜んでいました。

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総務省沖縄総合通信事務所では、県内にまだ1万から2万の未対応世帯が残っていると見ています。

また、対応するテレビやチューナーを揃えても、電波状況が悪く、デジタル放送を見ることのできない難視地域の解消も課題となっています。あるお宅では「これ(アンテナ)を上まであげても一緒だった。低くしても一緒。上げても一緒」と四苦八苦。普天間基地を抱える宜野湾市では、戦闘機の飛行に伴う受信障害が。

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24日午後11時54分、砂嵐となり役割を終えたアナログテレビ。一方のデジタルテレビには、まだ多くの課題が映し出されています。

デジサポ沖縄では7月中は24時間体制で相談を受け付けるそうです。しかし、支援制度などは申し込みの期限があるほか、無料のチューナーをその場で受け取ることのできる窓口も8月26日までに順次閉鎖されるということですので、準備がまだの方はお急ぎください。