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きょうは沖縄の伝統行事ハーリーを通じて、地域の大人で子どもたちを育てようとする団体・舞天会についてです。

うるま市石川のハーリー大会。およそ80チームが出場し、大いに盛り上がりを見せました。旧石川市時代に行われていたこのイベントは、去年、石川地区の活性化を決意して立ち上がった若者たちが復活させました。

石川青年連合、舞天会。沖縄のチャップリンと呼ばれた人物の名前をつけたこの団体は、石川の各青年会やエイサー団体などが中心となって結成されました。

舞天会会長・伊波幸人さん「お疲れ様です。会議のほうも大詰めでです。去った日曜日、クリーン清掃ということで、漁港のほうの清掃作業お疲れ様でした」

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舞天会会長の伊波幸人さん。青年会活動でのエイサーを通して、地域の子どもたちとも交流してきました。

会長・幸人さん「もともと明日なにやってもいいかわからないとか夢がない、希望がないって言うくらいだったら、一緒にまずはエイサーをやってみようって。それがきっかけで、ふらふら歩いてる子どもたちなんか捕まえてきて、エイサーさせながら、その中で先輩たちから物習わしーしたり、そういった中で成長していく子どもたちがあったんで

「子どもたちのため、そして石川のためにもハーリー大会をやりたい」幸人さんの提案に、他の地域の青年会も賛同しました。

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副会長・糸数昌宗さん「今年度から舞天会の一員になった。自分も同じ意見だ、自分も参加して石川で何かやりたいということで、この一員になりました」

石川哲さん「エイサーだけじゃなくて、違うことでもどんどん地域を盛り上げていくことにすごく可能性感じて。熱い方が集まってるので、すごくそこに入りたかったです」

ハーリー大会を成功させるため、大会までの2週間、舞天会のメンバーは、毎日、仕事を終えたあとに準備に取り掛かります。

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副会長・伊波篤さん「まあ大変だけど、楽しみだからね。やっぱりみんな一生懸命やってるのんが見れるのが面白い」

宮城達郎さん「みんな世代は別々で集まって、こんなって年に一回くらいしかできないから、それも地元だから。やっぱ頑張っていかないとなと思って。楽しいっすね」

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中学生「楽しかったです」「いいと思いまーす。石川大好きです。とっても大好きです」「こういう活動を自分たち世代もしっかりと受け継いでいきたいです」

参加者「若い人が先頭ならんと。みんなで協力してやるように、一生懸命やりたいと思います」

副会長・伊波篤さん「ちょっと安心しました。地元から良くしていって、沖縄県、日本全部、楽しくできたらいいなと思ってます」

頭ではわかっていた、地域で育てるという意味。幸人さんはハーリー大会を通して、次への手応えを感じています。

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会長・幸人さん「周りの父兄の方からも、たくさんの子どもたちが集まってきて、みんなで作ってくれって。若い人が増えてるってのを実感したんでしょう。それで、また来年も続けてくださいって言葉いただきましたんで。僕は結構涙もろいもんですから、言葉より先にうるうるきてしまって、でもほんとにやってよかったって思います」