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航空空自衛隊のF15戦闘機が墜落した事故で、現場海域で発見された垂直尾翼が12日未明、那覇基地へ運ばれました。

7月5日の事故当日に回収されていた垂直尾翼2枚は、7月11日深夜、保管先のホワイトビーチから航空自衛隊那覇基地へ搬送されました。

一方、那覇基地は12日に会見を開き、訓練に参加していた他の操縦士の証言などから、事故機は最後の通信から60秒以内に海上に墜落した可能性が高いと発表しました。

また、墜落事故を受けて他の戦闘機計器や機体を入念に特別点検するほか、操縦士に対しては操縦時の意識喪失や緊急時の対処法などを再教育し、再発防止に当たるとしています。

さらに那覇基地は具体的な時期は未定としながらも、これらの再発防止策が完了し、地元の理解が得られた段階で訓練を再開する方針を示しました。

すでに航空自衛隊では事故後、見合わせていた那覇基地以外のF15戦闘機の飛行訓練を12日から順次再開すると発表しました。