※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

23日は慰霊の日です。住民を巻き込む激しい地上戦が繰り広げられおよそ20万人が亡くなった沖縄戦から66年。県内各地では朝早くから多くの人々が祈りを捧げています。

戦後、山野に残されていた遺骨を集めて、供養した糸満市の魂魄の塔には朝早くから祈りを捧げる多くの遺族たちの姿が見られました。

祈りをささげる遺族は「父母兄姉4人が亡くなっている。どこでどうなったかわからないけど、ここでいつもお参りしているんですよ。」また別の遺族は「子孫たちの世代からは本当に平和な国になってほしいと思う。」と話していました。

また、2011年で50回目となる遺族会主催の平和行進も糸満市からスタートしました。戦争の悲惨さを忘れず平和を守ろうと訴えながらおよそ1000人が平和記念公園を目指しておよそ8キロの道のりを行進しました。

参加した遺族は「父親がここで戦死しているので参加しています。摩文仁への丘を戦争中に歩んだ人の気持ちを考えて行進しています。」と話していました。

また、2010年に続き追悼式に出席するため菅総理大臣も沖縄入りし全戦没者追悼式がおこなわれる糸満市へと向かいました。