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アメリカ軍の訓練を通して軍隊の実態を捉えた写真展が20日から南風原町の画廊で開かれています。写真展を開いているのは、長年、アメリカ軍基地の内側で繰り広げられる兵隊の訓練を撮影してきた写真家の国吉和夫さんです。

国吉さんが撮影してきたのは、フェンスの外側からは見えない戦場さながらの訓練です。北部訓練場で泥水をくぐって進む兵士や実弾訓練の標的になって蜂の巣状に穴の開いたタンク車、戦争の訓練に疲れきった表情の兵士など、どれも戦争と肉薄した軍隊の実態を切り取った写真です。

国吉さんは「戦争をする軍隊と日常的に対峙したことが沖縄とアメリカの不幸だ」と話し「この際、はっきり基地はいらない、NOと言おうじゃないか」と話しました。

写真展は南風原町の画廊沖縄で5月29日まで開かれています。