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レンタカーというと観光客向けというイメージですが、たまに利用すると車種も豊富で便利なものです。そのレンタカーの中でも電気自動車などの低公害車を県民が活用し、将来的には渋滞緩和や二酸化炭素抑制をめざすという事業の実証実験が6月から始まります。

「低公害車カーシェアリング事業」は県とレンタカー事業者が共同で実施するもので、通勤手段を電気自動車やハイブリッドカーなどのレンタカーとモノレールに変えようという事業です。

レンタカー社の会員になり、自宅からエコカーで事業所まで行くと、事業所から駅まで送迎バスで移動し、ゆいレールで通勤できます。帰りは駅から事業所まで送迎、エコカーに乗って帰宅することができます。

昼の間、レンタカーは観光客などに利用されるという仕組み。

事業者は、昼に比べ稼働率が低くなる夕方から翌朝にかけ効率よくレンタカーを使う事ができるとしています。

オリックスレンタカーの営業本部長は「(利用者は)朝の飛行機で来て朝や午前中に借りる。それから夕方の飛行機で帰るために午後には返却される。そういうパターンが多い。どうしても夜は(車両が)多めになる。そこをうまく使えないかというのが今回の発想」と話しています。

また県では都市部の渋滞に影響されないほか、勤務先の駐車場など車両の維持費が抑えられるというメリットをあげていて、将来的にビジネスとして県内に拡大すれば都市部の渋滞緩和や二酸化炭素抑制も期待できるとしています。

実証実験は6月から2012年の3月まで、50台を対象に実施されます。今回の実証実験では那覇市赤嶺の事業所と那覇空港駅の間で実施されるということで、本島南部地区や自動車道を利用して通勤している方が対象だということです。