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県内では2011年に入って、女性や高齢者を狙ったひったくりが2010年を上回るペースで発生していて、県警では注意を呼びかけています。

2011年県内で発生しているひったくりの件数は3月31日現在で23件。これは2010年の同じ時期に比べて10件多く、このままのペースで続けば、2011年10月には2010年1年間の発生件数63件を上回ってしまいます。また、ひったくりの被害者は23人全員が1人で歩いている女性で、そのうち9人が高齢者となっています。県警ではこの事態に、緊急にひったくりの手口などを説明、注意を呼びかけています。

県警によると犯人の多くはスクーターに乗って後ろから近づいていくことから、かばんの持ち方を変えることを勧めています。県警本部安全なまちづくり推進課の宮良次席は「バッグなど持つ場合には車道と反対側の手でしっかり持つ。できれば肩掛けのショルダーで持つ」と話しています。

県警では、ほかにもすばやく110番通報できるように携帯とかばんを別々に持つこと、背後の音に気づけるよう音楽プレイヤーを大音量で聞かないことなどを注意点としてあげ、被害に合わないよう呼びかけています。