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東日本大震災で県内の菊産業にも影響が及んでいます。本土への菊の出荷の最盛期の今、県産菊の注文のキャンセルや出荷停止などが相次いでいることがわかりました。

県花卉園芸農業協同組合によりますと、被災地の市場や小売店の閉鎖や被災地の市場に送るはずだった商品が他に流れたことでだぶついて値崩れを起こし、出荷自体ができず、花を処分せざるをえないケースも出ています。

年間出荷量の30%を占めるという3月、組合ではおよそ6億7000万円の売り上げ減が見込まれているということです。

生産農家は「手をかけて育ててます。人件費とか農薬代、だいぶお金がかかっていますので、今後の運転資金に不安があります」と話しています。

市況の回復が見えない状況に、農家の不安は続きそうです。