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被災地への支援物資輸送などを円滑に進めようと、県は支援物資をとりまとめる対策チームを立ち上げました。

支援物資対策チームは24日午前、県内の自治体や企業から募った毛布1287枚やレトルト食品、缶詰などの食料297箱を含めた、20品目の支援物資を被災地に送りました。

県支援物資対策チーム総括の伊波芳規さんは「市町村への指導、それから統一的な仕組み、今後の支援物資をどうするのかというのを今検討に入っているところです」と話しました。

県の支援物資対策チームによりますと、企業からは空港近くの備蓄倉庫に保管されるほど、食料品や衣類が届けられているということですが、被災地への輸送手段がいまだ厳しい状況のため、避難している人たちの元に行き渡らないという状況が続いているということです。

県の伊波さんは「被災した市町村、末端の市町村なりが非常に混乱している。壊滅的状態である。もう一点は輸送手段がないという点もあるかと思います」と話しました。

このため、県の物資支援チームは被災地の対策本部や全国知事会と連携を取り合い、必要な物資を効率よく被災地に届けたいとしています。また県の伊波さんは「ガソリン輸送なども当然出てきていますので、物資も当然トラック輸送など、ある程度解除されてきていますので」と話しました。

支援物資を運ぶための東北自動車道など幹線道路は開通、あるいは徐々に通れるようになってきていて、物資輸送も進むと期待されていますが、まだ道路が壊滅状態の避難地域が数多くあり、そこへの物資輸送が課題だとしています。