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被災地で不足している医療関係の支援のため、医師や看護師のチームが15日、次々と出発しました。

沖縄県医師会では15日に岩手県に医療救護班を送りました。救護班長の出口宝医師は阪神淡路大震災の救護活動を経験していて「人命救助には迅速な支援が必要」と話していて、15日の出発が決まったものです。

出口医師は「現地で待っていらっしゃる方々がいますので、こうやって準備も進めていただいて送り出して下さる方々を代表して出来る限りの救助をしたいと思います」と話しています。

医療班は岩手県でおよそ10日間医療活動を行い、第2陣以降は一週間交代制で他の被災地にも派遣される予定です。

出発した医療班を見送った医師のひとりは「被災者の医療救護は長い視野で見なければいけない。救護班が力を発揮するために、残された医師は県内の医療もしっかり守っていく」と話していました。

また、日本赤十字社沖縄支部もこの東日本巨大地震で被災した人たちの医療救護活動のため、医師や看護師などを被災地へ派遣しました。

佐々木医師は「(被災者の方々が)少しでも安心して穏やかな生活を送れるよう、これから力と心を尽くして参りたいと思います」と話していました。

医療救護活動のために派遣されたのは、日本赤十字社沖縄支部の医師や看護師など7人の救護班です。15日の出発式で仲井真知事は「ひとりでも多くの被災者を助け、支援してほしい」と救護班のメンバーを激励しました。

救護班は15日はまず東京に向かい、すでに輸送されている医療機材や薬品を積んだ救急車に乗り込み、スタッフの水や食料などを携え、宮城県の石巻赤十字病院へ向かうということです。

医療救護活動は3月20日までで、東北各地の避難所や病院で診察・治療にあたります。