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17日退任する宮城・嘉手納町長は最後の最後の日まで嘉手納基地の問題が着いて回りました。嘉手納町議会は17日臨時議会を開き、16日アメリカ軍が行った嘉手納基地でのパラシュート降下訓練に対する抗議決議と意見書を全会一致で可決しました。

抗議決議は、16日嘉手納基地で4年ぶりに行われたパラシュート降下訓練について、96年のSACO合意で、伊江島補助飛行場で行うべきものとされているにもかかわらず、悪天候による「例外」を盾に強行したとアメリカ軍を批判しています。

また、このようなことを認めれば、アメリカ軍の都合により、嘉手納基地での訓練が恒常化するおそれがあると指摘。同様の訓練の中止を求めています。

5期20年務めた嘉手納町の宮城篤実町長は、17日で勇退することになっていて、最後の議会が、抗議決議可決の舞台となりました。宮城町長は「(基地の)負担に耐えている人々の暮らしをバランスよく考える、政府の抜本的な考え方の改革が必要だろうと思います」と話しました。