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車を持ち上げるほどの突風だったのでしょう。そのすさまじさに驚くばかりです。

10日夜、沖縄県には竜巻注意情報が出されていましたが、これまでに豊見城市の畑などで突風による被害が報告されています。

山城健太記者は「こちらのビニールハウスでは、金属製の骨組みが上から重たいもので押しつぶされたように壊れてしまっています。」と現場の様子を伝えました。

豊見城警察署によりますと、10日未明、豊見城市の男性から「強い風が吹いている」と警察に通報があり、付近を確認したところ、豊見城市与根のビニールハウスの骨組みが壊れたり工場の敷地内にあった物が飛ばされるなどの被害を確認したということです。

工場の人は「朝早く来たら散らかっていたからびっくりしたんですよ。誰かがいたずらして散らかしたと思ったんですけどね」と驚いた様子でした。

中古車販売店の人は「車が持ち上がったか、片一方にゆがんだか、そのときにこう、のぼりがはさまった可能性がありますね。」「すごい風だったんだなぁと思いましたね」と話しています。

これを受け沖縄気象台では11日午前、職員を現場に派遣して調査を実施しました。気象台の調査員は「一般風だとここだけ局地的につぶれるってふうには…まぁ他の周辺にも何か影響でてると思うんですけど」と話していました。

突風が確認される前の、10日午後9時半ごろには、沖縄気象台から竜巻注意情報が出されていました。沖縄気象台では、調査の結果被害の発生時刻に活発な積乱雲が通過中だった事や痕跡が線状に分布していたなどの理由から竜巻と推定されると発表しました。