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3日は節分、そして旧暦の1月1日、旧正月です。旧正月を祝う地域は少なくなりましたが、糸満市では朝早くから正月ムードに包まれました。

3日午前8時、糸満市の海の神様を祭る白銀堂には、市民が次々にお参りに訪れていました。手にしているのは米や酒、お賽銭などが入った「ビンシー」です。

堂内4か所の御願所にこれらをお供えして、この1年の家族の無病息災などを祈願していました。参拝者は「健康と家族にいいことがありますように」「私はよその島から嫁いできたのでずっと遅れて始めたんですけど、教えてもらってからはずっとです」と話していました。

一方、糸満漁港には鮮やかな大漁旗や松などが飾られた漁船がずらりと並び、この1年の航海の安全と大漁を祈願しました。

港にいた漁師は「去年は天候不順で漁に出るのが少なかった。異常気象というんですかね。だから今年は去年よりもずっと良くなるように」と話していました。

また、中央市場では3日までが正月用品のかきいれ時。正月に欠かせないかまぼこが飛ぶように売れていました。4日はほとんどの店がお休みするということです。