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2010年、尖閣諸島沖で巡視船に衝突した中国漁船の船長について、那覇地検は21日午後、起訴猶予処分にしたと発表しました。

尖閣諸島沖で中国国籍の漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件では、漁船の船長が公務執行妨害の容疑で逮捕・送検され、その後、船長は処分保留のまま釈放、中国に帰国しました。

那覇地検は21日午後に会見を開き、この中国人船長について起訴猶予処分とすると発表しました。処分の理由については「みずき」との衝突は追跡を免れるためとっさに取った行為であり、また「よなくに」との衝突については計画性がないこと。2010年11月以降、尖閣諸島沖での中国漁船による操業が確認されていないなどを挙げています。