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2010年は中城湾で大量の油が流出しただけに訓練の重要性を、なおさら感じます。石油タンカーの事故などで油が流出した場合に、被害を最小限に抑えるための訓練が、12日那覇港浦添埠頭で行われました。

訓練は、那覇地区排出油等防除協議会が毎年実施しているもので、市内で石油を扱う民間業者や消防士など、およそ50人が参加しました。

油が海上に流出した場合、はじめに、オイルフェンスを使って油の拡散を防ぎ、そのあと、回収機で油を吸い上げる流れになります。12日の訓練は、油の流出現場で、より多くの人が機械を扱えるように、その使い方を中心にして進められました。

参加者は「こういう作業に関わったりするので、やっぱり知識や経験として習得しておくのは必要だと思います。」や「事故の際の連絡体制をしっかりとって、対応するようにしたいと思ってます。」と話しています。

作業で扱う機械は特殊なもので、参加者は手順を1つ1つ確認しながら、訓練に取り組んでいました。