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65年前の12月、いち早く復興が始まった那覇市の壺屋で、戦後初めての陶器が焼かれました。

1945年12月、戦後初めての窯で焼かれたお椀です。11月に先遣隊103人が戻って来た那覇市壺屋。およそ1カ月の間に家族や親戚などが次々と戻り、12月には人口は8000人に達します。

復興を支えたのは二代目仁王の名で知られた名工・小橋川永昌や後に人間国宝に認定される金城次郎ら。

先遣隊の一員として壺屋に戻った小橋川らは、仲間の陶工たちとともに、当時、圧倒的に不足していた食器や貯蔵用の甕など必需品の製作にあたり、市民に無償で配布していました。

壺屋の復興は周辺の牧志や開南にまで徐々に広がり、その後も那覇の復興をけん引していきます。