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貧困で学校に通えない、保育所が少ないなど子どもが直接影響を受ける「貧困」について考えるシンポジウムが、9日、那覇市で開かれました。

シンポジウムには、県内で活動するNPOなどが参加。基調講演に立った沖縄大学非常勤講師の山内優子さんは戦後からの児童福祉の状況を説明。一時保育所が少ないことや全国一出生率が高いこと、しかし県民所得は低く離婚率が高いことなどを説明しました。

また「基地問題など沖縄特有の問題により児童福祉の問題が後回しにされている」と行政の貧困が子どもの貧困にもつながってきたことを指摘しました。

シンポジウムでは県内の保育料の高さや、奨学金の返済が家庭を圧迫していることなども報告され参加者は子どもを取り巻く厳しい現状を真剣な表情で聞いていました。