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中国漁船との衝突事件の映像流出で、捜査の続く石垣海上保安部から草柳記者が中継で伝えました。

6時を過ぎて、本来ですと帰路に就く職員も多い時間帯だと思いますが、今のところ正面から出てくる職員の姿はありません。9日も石垣海上保安部には多くの報道陣が詰めかけました。午前9時半過ぎには、内部調査にあたる保安庁の職員3人が入りましたが、昼過ぎに資料の入った段ボールや備品が入っていると思われるジュラルミンケースなどを持って石垣海上保安部を後にしました。事務室の扉は固く閉ざされたままで、また職員はほとんど部屋から出ることはないため、その表情を伺うことはできません。ただ、ある職員は取材に対して「いまは淡々と日々の業務をこなすしかない」と話し、事態の鎮静化をじっと待つしかないといった表情を見せていました。

9日は保安部として、会見を開くようなことはありませんでしたが、午後、視察に訪れた国会議員に対して、石垣海上保安部の尾崎正宏保安部長は「内部調査は9日までに終わり、一区切りついた。今後は警察や検察の捜査に全面的に協力する」と説明したということです。

警察は8日、県内のネットカフェで入店記録などを調査しました。

那覇市内のネットカフェ店長は「11月3日から11月5日の店舗の利用履歴をいただけないかということでお願いがありました。他の店舗も回っているとだけおっしゃっていました」と調査の様子を語っていました。

警察は捜査目的や捜査範囲については言及しなかったということです。